もしも、の時を考えておく必要があるのは、亡くなった時ばかりではないですよね。
交通事故で障害を負ったら・・・。重い病気になったら・・・。
生活は一変します。その時の備えは大丈夫だろうか。
年金をもらう前に50代はちゃんと知っておきましょう〜。
障害年金とは
何となく大きなケガをしたら請求できるのが障害年金かな、ってことはみんな知っているでしょう。
いくらくらい受け取れて、それはその後の生活スタイルが大きく変わっても十分足りる金額なのか。
知らないままになってないですか。
身近な人で障害年金をもらっている方がいれば関心もあるだろうけど、なかなか日々の生活が忙しくて万一の時の生活まで考えられないもの。
でも50代になったらあとどれくらい健康で働けるか、ってちょっと気になってくるのでは。
今障害状態になり働けなくなったら障害年金で生活することになります。老後の資産を65歳まで元気で働いて貯めよう、って思ってる人も障害年金のことをよく理解しておいた方がいいです。
万一の時の生活についてきちんと知って、50代のうちにこれからの生活のことをよく考え、安心して老後を迎えたいものです。
まず、体がどんな状態になったら障害年金を請求できるのか見てみましょう。
障害1級とか2級という言葉は聞いたことがありますよね。障害手帳の等級とは違うってことをまず理解しておいて下さい。
症状としては上記の表にまとめた通り。日常生活に支障が出るような状態になること。
サラリーマンで厚生年金に加入している人は障害3級まで年金支払いの対象となります。
認定基準が日本年金機構のホームページに載っています。自分の症状の該当のところを見ると基準の詳細がわかリますよ。
※日本年金機構障害認定基準 ↓ ↓
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/ninteikijun/20140604.html
障害年金をもらえる人は?
病気やケガをした時に国民年金に加入していたり、厚生年金に加入している人などが請求できます。
50代ならどちらかに加入している人がほとんどなので、受給できますね。
障害基礎年金、障害厚生年金、それに一時金として出る障害手当金があり、それぞれに受給できる方の条件があります。
障害年金では、『初診日』というのが大事です。
いつ、どの病院にどんな症状で受診したかを把握しておくこと。
これから病院に行った時にはいつも記録を残しておきましょう。最初は症状が軽くても、年月が経ち重症化することもあります。障害年金の請求手続きをスムーズにするためにも初診日はすぐわかるようにしておいた方がいいですよ。
障害年金はいつから受給できる?
病気やケガをしてから1年半経過後に障害認定されます。
とっても遅く感じるのは私だけか・・・。障害年金が難しい、とかややこしく感じるのはこの症状の認定があるからかも。
年金事務所に書類を提出しても認められないこともあるとか・・。
書類の書き方、医師の症状の書き方、など色々原因はあるようです。
2つの請求の方法をまとめました。
請求しないと受給できない。これは他の制度でもあることで、『知らなかった』で受給できなくなるようなことは避けたいですね。請求に期限がある制度もありますよ。
事後重症による請求は忘れずに早急にしましょう。誰もいつ重症になったかを知らないので自分から請求しないと。
自分が困った時、家族が困っている時に何か受給できるものがないかを調べるのは大事です。
万一の時のために大変な状況になる前に基本を知っておきましょう。基本は『請求しないと受給できないものがある』ってことだけです。困った時は年金事務所に聞こう、ネットで調べよう、信頼できる友人に一緒に調べてもらおう、困ってると市町村等に言ってみよう。
自分が知識を得ておけば家族や周りの方にちょっとアドバイスして請求漏れがなくなることもありますよね。
障害年金を計算してみよう
障害基礎年金
障害基礎年金は国民年金に加入している人も厚生年金に加入している人も障害1級、2級の状態になったら受給できるもの。
子供の加算があります。子供の成長とともに子供の人数が変わると加算額も変わってきます。とりあえず今現在の計算をしてみましょう。
障害厚生年金
次に厚生年金に加入している人は障害厚生年金を計算してみましょう。ここでねんきん定期便やねんきんネットで自分の年金額を確認する必要があります。
ねんきんネットの登録の方法は過去記事に載せてあります。
将来もらえる年金額はいくら〜?年金、税金、社会保険などな〜んにもわからない人向けの、50代になったら知っておくべき年金額の調べ方。
50代になったら将来の見込みの年金額がねんきん定期便等に記載されているのでこれからそんなに金額が変わることはないでしょう。
障害の程度により受給できる金額が変わってきます。配偶者の年収、年齢によっても加給年金が受給できるかどうか決まります。
計算できましたか?
概算として知っておく程度でいいと思います。全く知らないのと概算を知っているのとでは大違い。
自営業の方は何か対策が必要だと気づいた方がいらっしゃるかも。
障害年金や遺族年金の概算を知って、自分の資産を知って老後を迎えましょう。
障害年金覚書シート
今計算した結果を書き残しておきましょう。年金事務所に行くときは予約をしてから行きましょう。
何事もスムーズにすすむのが1番。事前に知識を少しでもつけて、詳細は問い合わせて手続きをすませる、っていうのがいいですよね。
私の場合
私は専業主婦をしたり、派遣で働いたりしてましたが今は正社員で働いています。
ずっと働いてきたのではないから、金額は十分ではないと思います。貯蓄を増やしていかないと・・・。子供に迷惑がかからないように・・・。
夫の場合:自営業
・・・・・。とりあえず元気でケガをせず、病気をせず頑張って働いて、と祈るだけ・・・。
自営業の人は保険を活用して不足分を補うことを検討されてもいいですね。現在の資産、貯蓄額にもよるので、充分資産や貯蓄がある人は保険に加入しなくても万一の時のため用に貯蓄を分けておけばいいと思います。
まとめ
年金には老齢年金と遺族年金と障害年金があります。
どれも50代になったら自分の年金額を概算でも把握しておいた方がいいでしょう。
遺族年金についても過去記事に載せました。ぜひ計算してみてください。
【遺族年金】50代は年金をもらう前に知っておこう。遺族年金はもらえる?遺族年金の計算をしてみよう。
年金なんてまだまだ先、ではなく知っておかないといけないことがあるのが年金、と思って一度計算してみて下さい。
今後何歳まで働くのか、どういう暮らしをするのか。老後のことまだ考える時間がある50代のうちにしておきましょう。
楽しい老後を過ごせるよう私もまだまだ頑張ろうと思ってます。
【国民年金任意加入制度】国民年金額をふやす方法。保険料未納期間がないか30年以上前に学生だった方確認を!50代で知っておこう!
【特別支給の老齢厚生年金】65歳前にもらえる年金の手続きを忘れてませんか。今50代の女性の方、自分が該当するか確認しておきましょう〜。
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