ずっと同じ会社で働く時代ではなくなった。脱サラして起業する人も多い。
夫もサラリーマンから自営業に転職した。
サラリーマンかそうでないかによって遺族年金の計算が違う。
万が一が起こる前に知っておいた方がいいことあります。
いつから年金をもらった方がいいか考えるヒントがあります。
将来もらえる年金額はいくら〜?年金、税金、社会保険などな〜んにもわからない人向けの、50代になったら知っておくべき年金額の調べ方。
遺族年金あなたはもらえる?
日本年金機構のホームページに遺族年金について詳細が載っています。
遺族年金ガイド(令和3年版)を読めばみんな理解できると思うけど、文章を読むのが苦手な人もいるでしょう。
何とかわかりやすくイラストも入れて計算できるように順番にまとめて見ました。
※日本年金機構の遺族年金ガイドは下表のQRコードから見れます。
遺族年金の種類
遺族年金には遺族基礎年金と遺族厚生年金があります。
年齢、男女によって遺族基礎年金と遺族厚生年金以外にももらえるものがあります。
まずは自分がもらえる人なのか確認し、どの年金の種類がもらえるか見てみましょう。
亡くなられた方に生計を維持されていた人がもらえるのが遺族年金。
今の自分はどんな年金の種類がもらえるか少しわかりましたか?
遺族基礎年金と遺族厚生年金
遺族基礎年金、遺族厚生年金をもらう大前提は年金保険料をちゃんと納めていることです。
全額納めていないな〜とか、ちゃんとってどれくらいかな〜と気になる方はさっきのQRコードの遺族年金ガイドを読み取って確認してみてください。
現在の所得も、もらえるかどうかの判断基準になります。
配偶者とか夫とか妻とか色んな言葉が出てきます。男女平等でない制度のようで、この色んな言葉でちょっとわかりづらい感じがしますね。
遺族基礎年金
50代になると子供がもう大きくなっていてこの遺族基礎年金をもらえない人もいますよね。私もそうです。
まだ18歳になった年度の3月31日までの子供さんがいる人はもらえますよ。要は高校3年生までですね。
子供が3人の時、2人になった時などでもらえる年金額が変わってきます。
寡婦年金、死亡一時金
寡婦なんて聞きなれない言葉ですね。寡婦は、夫と死別し、もしくは夫と離婚した後婚姻をしていない人って感じです。
まあ今は女の人ってくらいに理解して自分が寡婦年金をもらえる人に当てはまるか見てみましょう。
寡婦年金の条件をよーく見て欲しい。
亡くなった方も受給する遺族も老齢基礎年金、いわゆる65歳からもらえる年金をもらっていないことが条件。
ということは・・・。我が家は歳の差3歳の夫婦。夫65歳で老齢基礎年金をもらい66歳で亡くなったら、私は63歳。夫が老齢基礎年金をもらってなければ寡婦年金もらえ、老齢基礎年金をもらっていたら寡婦年金がもらえないことになる。
夫が65歳になってまだまだ自営業を頑張っていて、家計も苦しくないなら老齢基礎年金の受給を65歳以降に遅らせてもいいかも。夫が68歳になって私が65歳だとそれ以降は寡婦年金も関係なくなる。
夫の老齢基礎年金受給の開始時期がここに影響するんですよね。自営業の夫の場合・・。
自営業の人はもらえる遺族年金が少ない中で、この死亡一時金は起業などして国民年金第1号被保険者として保険料を納めていればもらえる。
付加保険料も納めていれば死亡一時金に加算される。
我が家の夫は付加保険料を去年から払っているのでまだ3年経ってなく加算はない・・・。
遺族厚生年金
遺族厚生年金をもらえる人は多い。
サラリーマンで生計を立てている家庭。
ここにも寡婦や夫、妻、配偶者・・・。色々出てくる。
中高齢の寡婦加算は年齢条件はあるが妻のみがもらえるもの。
夫は今自営業だけどサラリーマンの時もあったので、もしや私ももらえるか?と思ったら、過去に厚生年金の被保険者だった場合は加入期間が関係してくる。
夫の加入期間は約16年・・・。足りない・・・。今から夫がサラリーマンにまたなることはないだろうしこれは残念、諦めよう。
現在サラリーマンの人は年数は関係ない。
65歳以上になったら
65歳以上になって自分の老齢厚生年金を受け取れるようになる人は、この時点で再度計算してみよう。
遺族厚生年金と自分の老齢厚生年金を確認する。
計算した結果遺族厚生年金が決まる。
他の年金との調整で、遺族厚生年金の自分の老齢厚生年金に相当する額が支給停止となる。
50代は年金もらう前に知っておいた方がいいことがあるが、65歳でも知っておかないといけないことがある。
遺族年金を計算してみよう
それぞれの項目で自分が該当するか、もらえるかを見ていき金額を埋めていく。
該当するところの点線を実線にして進んでいってください。
私の場合
夫は現在自営業。サラリーマンと自営業のそれぞれの期間は同じくらい。
今現在はこんな感じ。
60歳から65歳で寡婦年金もらえるとしたら、718,064✖️3/4=538,548円になった。
ここの金額も計算しておくのがいいですね。
夫の場合:妻が亡くなったら
私は今正社員として働いています。専業主婦、パートもしました。派遣の時から厚生年金保険料を払っています。
夫の今の年収では何ももらえません。
私が亡くなっても働いて自分でその後の生計を立てていくだけ。
でも自営業なので年収がいつ変わるかわからないので、今より下がった場合として計算しました。
少しもらえるものがありました。
最近奥さんが亡くなった時の保障の必要性を考えてる方がいます。
専業主婦の奥さんでも働いている奥さんでもいなくなったら大変困る家庭もあるでしょう。
旦那さんが今まで通り働いて、家事もこなしていく。悲しみに暮れる時間もないかも。
遺族年金として何ももらえなくて、蓄えも十分ないのであれば保険に入るという方法もあります。
万が一奥さんが亡くなった場合、というのをしっかり考えておく必要がありますね。
まとめ
今まで遺族年金のことを書いた資料を何度か見たことがありますが、サラリーマンの場合、自営業の場合って分け方をしてあるのがほとんどでした。
我が家のようにサラリーマンだったけど自営業になった、ってなるとサラリーマンの期間、自営業の期間が関係してきてどうやって計算するのかよくわからなかった。
何とか計算できるようにならないか、また他にも自分で計算してみたいけどどうやったらいいの、と思っている方がいるのでは、と思ってました。
少しでもお役に立てればいいな、と思い作りました。
年金の額も毎年見直されています。
今回計算してもまた税制改革等もあるかもしれないので、50代は税のニュースや年金のニュースの情報をしっかり聞いていきましょう。
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