初めて自動車保険に加入する時ってみんなは誰に保険の内容を教えてもらっているんだろう。
車を買ったディーラーや販売会社からすすめられた内容で入るのかな。
高校生や大学生にちゃんと自動車保険について説明する時間があったらいいのに、と常々、いや、30年以上前から思っている。😅
今おすすめするのは・・・
ドライブレコーダー特約
なんと言っても今はこれだろう。ドライブレコーダー特約。
あおり運転が社会問題になっている。
ドラレコの存在はみんなが必要なもの、と認知するようになってきた。
自動車保険に月850円ほどプラスで付帯できる。
保険会社から貸与されるドライブレコーダーをつける。
衝撃を感知したら「どうされましたか」などとドラレコから声をかけてもらえる。
衝撃が大きく運転者や同乗者がうまく返答できない時などでも救急車の手配もしてくれる。
ドラレコから場所の特定ができるので救急車も事故現場に早く到着できる。
もし山道などで周りに目印になるものがないところで単独事故を起こしたら・・。
自分で救急車を呼べない状況だったら・・・。
事故はいつどこで起こるかわからない。
少しでも安心して運転できるように自分でできることは対策をとって運転したい。
お年寄りにももちろん必要なドライブレコーダー特約だ。
保険の仕事をしている為、研修などでドラレコの映像を見ることがある。
事故は一瞬。
本当に怖い。
免許の更新の時くらいしか事故の画像を見ない人が多いかもしれない。
事故の恐ろしさをよく理解して運転して欲しい。
ゴールデンアワー、プラチナタイム
『ゴールデンアワー』『プラチナタイム』って聞いたことがあるかな〜。
重度の外傷の場合、受傷後1時間以内に手術などの根治的な治療を開始することが大事。
この1時間が『ゴールデンアワー』
現場での応急処置の10分が『プラチナタイム』
これは受傷後30分以内に病院で手術を始めるために、現場に救急車が到着するまでに10分、応急処置をするのに10分、病院へ搬送するのに10分が大事。
交通事故を車の性能を進化させて減らそうとしているが『0』になることはないだろう。
人の命を守るのに大事なドラレコ。
市販のドラレコも性能のいいものがある。
でも事故が起きた時、特に初めての事故の時はパニックになる。
若い子、初めて自動車保険に入る子には保険会社のドラレコ特約は検討の値あり!!
弁護士費用特約
今どき自動車保険に加入しないで車を運転している人なんていないだろう、と多くの人が思っているだろう。
いるんだな、これが。
多分みんなが思っている以上にいる。
それに加え、充分でない補償内容で保険に加入している人がいる。
田舎で田んぼの道しか運転しないからそんなに補償いらない、と言う。
田んぼの道に人や車はいませんか?、と聞くと、たまにいる、との返事。
そうだよね。
それならどうして自分と相手のために充分な補償に加入しようとしないのか。
ゆっくりと話をして何年かかけて理解してもらった方もいた。
相手にぶつけられ修理費が払ってもらえなかったら・・・。
治療費がもらえなかったら・・・。
事故は『当てられ損』。
自分に過失が発生しない0:100の事故は基本的に保険会社が介入しない。
事故の解決って大変。自分と相手が納得しないと解決できない。
お互いドラレコがなかったら解決までの道のりも長くなることに。
解決でもめた時、解決にかなり時間がかかっている時、お互いに納得できない時。
やっぱり弁護士は頼れる。
弁護士特約もまた若い子、初めて自動車保険に加入する人にはおすすめ。
等級(割引)制度を知ろう
自動車保険には等級制度(割引制度)がある。
親元に暮らしていて、春から親と別居になり、今運転している車を持って引っ越す人。
親と同居している時に自動車保険の被保険者を確認しておこう。
被保険者ってその車を主に運転する人。
被保険者が自分になっているならいいが、親になっている時は変更しておこう。
等級は同居の親族からなら引き継げる。
新しく車を購入する人も、親と同居しているなら親の等級を引き継げる。
運転手の年齢によって保険料は違っている。
若い人の保険料は本当に高い。
社会人となり勤め先に団体の自動車保険があるなら、団体割引を確認して1度試算してもらうといい。
同じ補償でも割引などを調べて賢く自動車保険に加入して欲しい。
学校教育で自動車保険を学べ!
学校教育で金融についての教育をする方向に進んでいる。
子供たちに算数を教え、実生活に必要なお金のことを教えるのは大事なこと。
これから貧富の差が今以上になると言われている。
親が貧乏だから子供も貧乏、なんてことにならない社会がいい。
きちんとお金の管理ができる子供たちを育てなければいけない。
金融だけじゃない。
保険も大事。
自動車事故を起こして保険会社に全て任せているから、と言って相手に謝罪をすることを拒む人もいる。
なんのために保険料払っているんだ、と言う。
おかしい。
事故の保険金の支払いをスピーディにしたり、お客様の不安を取り除いたりするのは保険会社の大事な仕事。
でも事故を起こしてお詫びをする必要のある場合は、運転手本人がお詫びをしないといけないこともある。
事故の原因が100%自分にあると分かったら支払いだけをすればいい、ってことではない。
相手がケガをされたらどれくらいの恐怖を味わったか。
事故の解決には相手を思う気持ちをお互いが持つことが本当に大事。
保険の手続きだけじゃなく、相手を思いやる心を育てるためにもぜひ学校教育の中で保険の話をしてほしい。
まとめ
保険は難しくない。
必要なものだから今も存在している。
保険に加入していてよかった、と思った人がいるから補償がある。
保険会社のパンフレットはわかりやすく書かれている。
車を買ったら、自分で自動車保険料を払うようになったら、社会人になったら・・・。
面倒がらずに1度は自動車保険のパンフレットを読んでみて欲しい。
事故の怖さを知り、保険を知り、安全運転できる人にみんななって欲しい。
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