【お寺との暮らし ~はじめてのあなたへ~②】僧侶は自営業なの?

お金の話

ローンの申し込みやクレジットカードの申し込み、履歴書などで見かける「職業欄」。

僧侶はどのように記入していると思いますか?

あかり
あかり

そういえば、僧侶の職業・職種って何になるの?

  • 職業とは、会社員や主婦、自営業などの「仕事の立場」のこと
  • 職種とは、営業職や事務職、技術職などの「仕事の内容」のこと  を指します。

いざ選択肢から選ぼうとすると意外と迷うことが多く、実際には、

職業:自営業 / 職種:僧侶  と記入することが多いです。

僧侶は、毎月宗教法人からお給料をいただいている一方で、税金や保険のしくみは自営業に近い部分があります。

つまり、

会社員と自営業のあいだのような働き方とも言えます。

あるときは会社員、あるときは自営業者のようにも見える僧侶の働き方について、ここでは税金や保険の面からご紹介します。

会社員と僧侶との違い

まずは、会社員と比べてみるとイメージしやすくなります。

項目会社員僧侶(住職)
収入会社から給与宗教法人から給与
働き方会社から雇用されている宗教法人の代表
健康保険会社の保険(折半)国民健康保険
年金厚生年金国民年金
税金年末調整が中心年末調整が中心
※大まかな違いをまとめたものです

収入をみると、会社員と同じように毎月給与をいただいています。

しかし、働き方は会社員のように雇われているわけではなく、自分のお寺を支える立場にあります。

会社からお給料をもらうというよりも、宗教活動の中で得られた収入によって生活が成り立っている、という点で、自営業に近い面があるといえます。

保険や年金は「自分で支払う」仕組み

保険や年金に注目すると、さらに違いが見えてきます。

会社員の場合は、給与から自動的に差し引かれることが多いですが、僧侶の場合は、自分で手続きをして支払うことになります。

項目会社員僧侶(住職)
健康保険給与から天引き(会社と折半)国民健康保険を自分で支払う
年金厚生年金(給与から天引き)国民年金を自分で支払う
所得税年末調整でほぼ完結年末調整+必要に応じて申告
住民税給与から天引きされることが多い宗教法人が納付することが多い

自分で支払うものが多いのが特徴です

そのため、

  • いつ支払いがあるのか
  • どのくらい準備しておくとよいのか

を知っておくことが大切になります。

国民健康保険や国民年金などについては、また別の記事でわかりやすくご紹介していきます。

このように、自分で手続きをしたり支払ったりするものがあるため、お金や税、保険、年金などについて少し知っておくことが、寺族が安心して暮らしていくことにつながります。

まとめ

僧侶の働き方

・毎月の収入がある点では会社員に近い
・保険や税金の面では自営業に近い

という特徴があります。

そのため、どちらか一方で考えるよりも、
「両方の面をあわせ持っている」と捉えると分かりやすくなります。

また、税金や保険のしくみについても、
少し知っておくだけで安心して日々を過ごすことにつながります。

👉この記事のポイント

    • 僧侶は毎月給与をもらっている点では会社員に近い
    • 保険や年金、税金は自分で対応することが多い
    • 会社員と自営業の両方の特徴をあわせ持つ働き方
    • 少し知識を持っておくことで安心して暮らせる

    ⭐次回予告

    お寺の仕事をしながら外でも働いている坊守が増えてきています。

    次回は、「働く坊守へのお寺からの給与はどうする?」をテーマに給与と税金の手続きなどについてまとめてみます。

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